香港の人気歌手、ジョイ・ヨンこと容祖兒
幼いころから音楽好きな父の影響を受けて、歌手として身をを立てていこうと思っていた彼女はいくつかのオーディションを受け、そして弱冠15歳の時(1995年)に挑戦したビッグエコーのカラオケ大会で見事優勝。
それを機に芸能界入りしましたが、デビュー直前に所属していた事務所がつぶれるという不運にみまわれました。しかしそのあと新たに別の事務所と契約し、アメリカでレッスンを積み(そのときに一人の日本人と知り合ったそうです。
「彼の英語はあまりうまくなかったけど、私と一生懸命交流しようとしてくれたので、私も彼のことが好きだった」と語っています)、1999年に発売されたデビューアルバム「EP1/JOEY容祖兒」が大ヒットし、一躍トップアイドルの仲間入りしました。香港に限らず、中華圏では十代のアイドルは非常に珍しく、またそれがヒットするというのはもっと珍しいことなので、これは快挙といっていいでしょう。2001年には1900万香港ドル(約2億8500万円)を稼ぎ出し、収入でジジー・リオンを押さえ、ケリー・チャンに次ぐ香港ナンバー3の女性タレントの座を獲得しました(ベスト5の中では最年少!)。
彼女の魅力はなんといっても透き通った声と、それが織り成す、甘く切ないラヴソングでしょう。彼女の歌には失恋をテーマに扱ったものが多く、それは聴くものをなんともいえない切ない気持ちにさせます。
「幼いころ私はあんまりかわいい女の子ではなかった」と本人は語りますが、いやいやなかなかどうして。大人になって美しくなった彼女は、いまや映画やドラマへと引っ張りだこの毎日です。
プロフィール
名前:容祖兒(ジョイ・ヨン) 北京語発音:rong2 zu3 er2 広東語発音:yung4 dzou2 yi4
生年月日:1980年6月16日 出身地:香港
趣味:歌を歌うこと聴くこと、ダンス、寝ること、友達とのおしゃべり、読書、運動、、テレビゲーム、いろんな国のポストカードを集めること
しゃべることのできる言葉:広東語、英語、北京語(普通語)
好きな色:スカイブルー
好きな食べ物:中華料理、日本料理、果物(甘すぎる果物、マンゴーなどはあんまり好きではない)
好きな歌手:フェイ・ウォン、張恵妹、宇多田光、Mariah Carey, Whitney Houston
嫌いな人:嘘をつく人
一言:「祖兒」とは変わった名前ですが、これは祖母が、弟が欲しいから「兒(児と意味・音は同じです)」を名前に入れたそうです。
広東語で読むと英語の名前のように聞こえるので、イングリッシュネームでもそのまま「祖兒(ジョイ)」です。